Java言語によるプログラミング教育
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
このl、2年間におけるインターネット、とりわけWWW(World Wide Web)の爆発的な成長は、コンピュータの世界にとどまらず一種の社会現象となっている。本学でも今年度からインターネットを活用した教育に積極的に取り組んできた。そのlつの試みとして、Java言語によるプログラミング教育に取り組むことになった。Java言語は、WWW時代の主要開発言語として現在最も注目されている存在である。Java言語を用いると、WWWのページの中に「アプレット」と呼ばれる簡単なプログラムを埋め込むことができる。このアプレットを通じて、アニメーションやサウンドなどマルチメディアの機能を実現したり、ページの読者に多様で柔軟なユーザー・インターフェイスを手軽に提供することが可能である。またJava言語自身、完全なオブジェクト指向、プラットホーム非依存、マルチ・スレッドへの対応、簡潔な文法、豊富な機能を備えたクラス・ライブラリ、などの優れた特長を備えている。学生が作成したプログラムが、インターネットを通じてただちに公開されるという点も、従来のプログラミング教育には全くなかった点である。実用面だけでなく教育的な観点からもきわめて興味ある存在と言えるだろう。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
関連論文
- ATMネットワーク上のディジタル・ビデオ環境の構築
- Java言語によるプログラミング教育
- Mosaicを活用したワークステーション・ネットワーク上の教育
- 稚内北星学園短期大学専攻科の情報教育
- ATMネットワーク上のマルチメディア教育環境の構築
- UNIXネットワークの教育
- UNIXワークステーションによる情報教育
- ネットワーク上のUNIX教育(II)
- ワークステーション・ネットワーク上のUNIXの教育
- 情報理論から見た文章のレトリック : 人間の脳とコンピュータとの共通点
- 開発ツールを用いたJava言語の教育
- 分散オブジェクト技術におけるJava言語の課題
- Xウィンドウ・プログラミングの教育
- DOC,LEARNシステムの実現
- マンデルブロ集合の詳細な地図作りと、その自動化