成果物管理システムTSCMの自動登録機能の試行・評価
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概要
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我々はソフトウェア開発一貫支援システムIMAP(Integrated software MAnagement and Production support system)のサブシステムとして、ソフトウェア成果物構成表管理システムTSCM(Total Software Configuration Management system)を開発している。TSCMのねらいは次の通りである。(1)構成表による成果物の体系的管理、(2)開発済成果物の再利用、(3)成果物の版管理の徹底化。TSCMは次の機能より構成されている。(1)構成表管理機能、(2)変更履歴管理機能、(3)保守支援機能(変更影響度分析)。我々はTSCMを連用する際の問題点を明確にするために試行・評価を行なった。試行は38万ステップ(プログラム・モジュール数:3132,ドキュメント数:215)の製品を対象に行なった。その結果、登録に約220時間要し登録時間の短縮化が最重点課題であることが判明した。この結果をふまえて今回自動登録機能の開発を行ない、同様な試行を行なった。その結果、登録時間が約79時間まで短縮された。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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津田 淳一郎
株式会社 東芝 システム・ソフトウェア技術研究所
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福田 由紀雄
株式会社東芝 システム・ソフトウェア技術研究所
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津田 淳一郎
(株)東芝システム・ソフトウェア技術研究所
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仲吉 淳
株式会社 東芝 システム・ソフトウェア技術研究所
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福田 由紀雄
株式会社 東芝 システム・ソフトウェア技術研究所
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飯田 則行
株式会社 東芝 那須工場
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