自由曲面の等傾斜線とその応用-1
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概要
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筆者の一人は自由曲面の干渉と接続および評価の問題を取扱っているうちに,等傾斜線か等高線や曲率線と同様に曲面の性質について重要な情報を与えることに気が付いた。ここではその方程式を導き,それの利用の仕方を具体的に示す。等傾斜線のネットを描くことは,曲率線のネットを描くことより遙かに容易である。曲率線ネットは曲面固有の性質で定まり,そのパターンは僅かな形状変化に対して非常に敏感である。対象が自由曲面の場合には特異点であるUmbilicsがしばしば現れ,その附近での計算は不安定になりやすい。また曲率線ネットのパターンの解釈には微分幾何の深くかつ実際的知識が必要である。そのようなことから,より利用しやすい等傾斜線とそれに関連する事項を具体例とともに述べる。応用はこれに続く次の報告を参照されたい。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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