SL-TRANSにおける文節音声認識 : HMM音韻認識とLR構文解析法による文節音声認識
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概要
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本稿では、音声言語日英翻訳実験システムSL-TRANSの音声認識部について説明する。音声認識部は、文節単位に発声された日本語音声を認識し、複数の認識候補(文節ラティス)をスコア付きで出力する。音声認識の方式として、ATR自動翻訳電話研究所の提案したHMM-LR法を用いている。HMM-LR法は、言語の構文情報を用いて音声データを直接解析する方式であり、この方式を用いることにより高精度のかつ効率的な認識処理系を構成することができる。また、HMM-LR法の出力である各認識候補に付属している認識スコアの統計特性値を用いて、認識候補の絞り込みを行っている。以下で、HMM-LR法および統計処理による認識候補の絞り込みについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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