ステレオ対応問題の正則化による曲面再構成
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概要
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3次元シーンを理解するためには、対象の奥行き情報を抽出しなければならない。このための方法には、能動的光源を利用する方法と通常の画像を用いる受動的方法とがある。受動的方法の代表は両眼視に基づくステレオ法であり、原理的には物体上の各点で絶対距離が得られるという特徴がある。しかし、実際にはステレオ画像間での対応点探索の問題があり、従来の方法では、シーン内の特定の特徴点やセグメント上でしか奥行き情報が得られないため、能動的レンジファインダで得られるような密な奥行きマップ(距離画像)を得るには到っていない。本報告では、ステレオ対応問題を、対応点間での類似度と視差の視野内での連続的変化の度合いを表現した、視差に関するエネルギー汎関数の最小化問題として定式化し、正則化法の枠組によって密な奥行きマップを再構成する手法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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