距離画像における回転体の形状決定
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概要
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コンピュータビジョンでは、画像から対象の記述を如何に得るかが問題となる。機械部品等の人工物体には表面が平面と回転体の部分曲面で構成されているものが多い。本稿では、回転面に対する中心曲面の1つが回転軸に退化するという事実に基づいて距離画像から回転体の3次元形状を決定する方法について述べる。本方法は、曲面上の各点に対して局所的に定まる主曲率中心のクラスタリングによって回転軸を決定し、軸に沿って緯度線の半径の変化を調べるというものである。従って、特定の形状を仮定することなく一般的な回転体を扱え、事前にセグメンテーションの必要なく、オクルージョンを含むシーンから回転体の形状を決定できるという特長をもっている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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