スケジューリングシステムにおけるユーザインターフェイスのカスタマイズ
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概要
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アプリケーションの扱うデータの処理手続きは共通であっても、処理されたデータのユーザへの最適な提示形態には多様性がある場合がある。工場での製造工程を対象とするスケジューリング・システムは、この範疇に属するものである。システムの中核部分、つまり、スケジュールを組み立てる手続きの部分は、問題領域を限定すれば汎用にすることができる。しかしながら、組み立てられたスケジュールの最適な表示形態は、対象とする問題領域の種類、ユーザのスケジュールの利用の仕方、スケジューリング作業の局面によって異なる。例えば、図1、及び、図2は、同じスケジュール・データの表示であるが、表示形態が異なる。本稿では、このようなデータの表示形態の多様性に対処する方策として、ユーザによるユーザ・インターフェイスのカスタマイズという考え方、及び、その方法を提案する。カスタマイズとは、既にある表示プログラムを、手続きの記述を行わずに、目的に合うプログラムに変更することを言う。カスタマイズの利点は、既に存在するプログラムを利用できるため最初から作成するより労力が少ないこと、プログラミング作業を伴わないのでユーザでも行えることである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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