クラスモジュールの一作成法
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概要
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近年、いわゆるOODやOOPの手法が導入され、大きな応用プログラムの開発や保守への利用が進んでいる。これは処理関連対象のデータ構造と、これらに対するいくつかの処理とをひとまとめにしてクラス化した方が、手続きだけのクラス分けと汎用化よりもモデル化し易く一まとまりのモジュールとして実用しやすいことによっている。クラスはデータメンバを通じての処理の緩やかな結合と見ることができ、必要に応じてメソッドを追加したり置き換えたりすることができる。また継承性の活用技法の開発により、プログラムの小変更が容易になり、特に自家用の応用システムの保守や拡張に対しては有用である。しかし、クラスの新構築や、再構築において、必要な汎用クラスや汎用メソッドの作成法や検索方法などはまだ十分開発されていないように思われる。汎用性のあるモジュールを作成するには、モジュールを抽象度のやや高い設計文のレベルで書いておき、適用時にリスト形の処理対象のデータ構造により具体化することが考えられる。この講演では、日本語文風の引数名置換可能なCの関数呼出文を用いて、プロログで書いたCのライブラリ関数を呼び出し、処理対象のデータ構造に対応して引数を指定し、クラスのメソッドやクラスを作成する1つの方法を述べる。変換システムはプロログによるMAPP,目的言語はC++である。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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