ソフトウェア生産支援システム構築のためのオブジェクト指向モデルエディタ

概要

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筆者らはプラント制御用ソフトウェアの開発における生産性の向上を目的として生産支援システムの研究開発を行っている。この過程には生産支援の手法を開発するフェーズと、それをシステムとして実現し、評価/改良を行うフェーズがある。システムを実現するフェーズにおいてはグラフィカルな編集の機能が必須であり、ドメイン指向の生産支援手法を実装しようとすると、グラフィックエディタの中に独自のインタラクティブな操作を組み込む必要が生じる。基本的な編集機能自体は新規なものではないが、作製しようとすると多くの工数を要する。したがって、基本的な編集機能を用意してターゲットドメイン毎にエディタをカスタマイズして利用していくことが望ましい。これを実現するために、処理の起動側と実行側を切分けておいて、これらの関係づけによって処理の連係を行うという機構を組み込んだオブジェクト指向モデルエディタを作製した。作製したエディタの概要、特長であるカスタマイズの機構、カスタマイズの例を報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-09-20