制御ソフトウェア設計支援システム"Silver Bell"の構築
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概要
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制御システムにおいては, 近年プログラマブルコントローラの普及とともに, 制御システムの大規模化, 高機能化, 高性能化が進み, これに伴い, 事故, 障害の大規模化と, その影響の深刻化, 障害普及の長時間化, システム全体を把握する技術者の不足, システム変更の困難化等が問題点として指摘されている。また, 制御ハードウェアの信頼性はかなり向上してきており, これらの原因の多くは制御ソフトウェアにかかるものであるとの指摘がある。(1) このような問題点を背景にして, 著者はシーケンスプログラムの生産性と信頼性の向上を目的として, オブジェクト指向的な視点からのプログラム部品化手法の設計支援システムへの適用についての研究開発を行い, この部品化手法の為のモデルと, このモデルを用いた評価手法, プログラムの部品化手法について提案した。本稿では, この部品化手法の為の表現モデルに基づいた設計を実現する設計支援システムのプロトタイプシステム, "Silver Bell"を構築したので, これについて報告する。本システムは, 設計者は動作把握が容易な部品を, 階層にとらわれず, より自由に組み合わせてシーケンスプログラムを実現する事を目的としている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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