2D画像の再利用による3Dグラフィックス高速描画手法
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概要
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3D仮想世界を構築し、その中をリアルタイムに歩き回るウォークスルー・システムは建築シミュレーションだけでなく、コミュニケーションやオンラインショッピングにも役立つCGアプリケーションの一つである。しかし、3DCG処理は負荷が高く、PC上ではまだまだ困難であるのが現状である。今回、PCでもソフトウェアのみによってウォークスルーを実現することを目標におき、一旦描画した2D画像を再利用するという3DCG高速化手法を開発した。現在までに、3Dウォークスルーの高速化手法として、視点から一定距離以遠の描画対象物体を非表示にする手法、視点からの距離により描画対象物体形状を変更する手法、画面解像度を下げる手法、擬似計算手法、等多くが提案されている。これらの手法は、画質を下げ表示物体数を減らすことにより、高速化を図っている。今回述べる手法は、表示物体数を減らすことなく、画質の低下をおさえた高速化を特徴としている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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松井 一樹
(株)富士通研究所パーソナルシステム研究所
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川口 尚久
(株) 富士通研究所 情報サービス研究部
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大野 敬史
(株) 富士通研究所 情報サービス研究部
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大野 敬史
富士通研究所itコア研究所
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原田 裕明
(株)富士通研究所パーソナルシステム研究所
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松井 一樹
富士通研究所
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川口 尚久
富士通研究所
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原田 裕明
富士通研究所
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