動画像符号化におけるプレフィルタの検討

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概要

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現在、高品質動画像圧縮符号化の開発が盛んに行なわれており、特にMPEG2のシステムは最近国際標準化され、実用化が進んでいる。これらの動画像符号化において、符号化されたデータの伝送ビットレートが一定の場合、入力画像の静止解像度と、符号化時の画像の動きに伴う歪みはトレードオフの関係にあるため、静止解像度を制限することにより、画像の動きの激しい部分での粗い量子化によるブロック歪みなどを抑制することが期待できる。そこで、筆者らはMPEG2において、動きによる符号化歪みを低減させ、上記トレードオフとなるようなプレフィルタをいくつか設計し、シミュレーションによって評価を行なった。また、適応フィルタなどフィルタの切替が起こる際に生ずるガンマ補正の影響についての検討も行なったので報告する。
社団法人情報処理学会の論文
1995-09-20

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