顔画像認識のための顔領域の自動切り出し
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概要
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顔画像認識において, 入力画像中より正確に顔領域を切り出すことができればかなりの確率で認識可能であると一般的にいわれている。顔領域の自動切り出しの方法としてはHSV表色系を用いる方法、モザイクを用いる方法、エッジを用いる方法, 動画像を用いる方法などが提案されているが, このうちHSV表色系を用いる方法では, 人力画像中の顔の位置, 顔の占める割合にほとんど依存しないという利点があり, また色相成分は照明の変化に対してrobustであるという特長がある。これらの点から他の方式に比べてより簡単にかつ高速な切り出しが期待される。筆者らは, このHSV表色系を用いて顔領域の自動切り出しを行ない, その有効性をニューラルネットを用いて実際に顔画像認識を行ない確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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