X Visual Effect Extensionにおけるダイナミックプレーンアーキテクチャ

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概要

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ウィンドウシステムにおいてウィンドウ操作が不連続な画面変化を引き起こすことを、我々はユーザインターフェース上の問題と考えている。これに対処するために、画面変化にフェード・ワイプといった視覚効果を取り入れてユーザの使用感を向上させる試みを、X Window System上の拡張機能X Visual Effect Extensionとして実現している。視覚効果はVRAMへの描画関数に手を入れて実現しているが、Xサーバのウィンドウ管理方式の仕様上、EXPOSE処理やバッキングストア処理と視覚効果処理の調停が上手くいかずに、ウィンドウ画面が崩れてしまう問題があった。この問題に対処するために、視覚効果処理時に動的に生成される"ダイナミックプレーン"という概念を導入する。この上で、ウィンドウイメージの再構築が行われ、視覚効果描画と独立に処理される。本稿では、このダイナミックプレーンプレーンについて説明する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15

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