X Visual Effect Extension(1) : 視覚効果を用いたウィンドウ操作とそのアーキテクチャ
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概要
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マルチメディア化によるコンピュータの表現力の向上に伴い、情報検索・提示型のシステム開発が活発化している。このようなシステムでは、特に操作や表示の快適性や利用者に対する訴及力といったLook&Feelの充実が求められる。例えばハイパーメデイアではマルチウィンドウでの画面レイアウトが頻繁に変化するため、この変化を滑らかなものにすることが望まれる。またプレゼンテーションでは、さまざまな提示手法で聴衆を引き付ける見せ方が要求される。このようなLook&Feelの充実を図る手段の一つとして、表示の連続性を考慮している視覚効果が有効であり、すでにいくつかの事例がある。しかし、これらはアプリケーションレベルでの個別の実現であり、表示機能としての汎用性が低かった。我々は、ウィンドウシステムレベルで視覚効果を実現することで汎用性を高めることを目的とし、X Window System(以下X)の拡張機能として実現する方法を検討した。本稿は、Xの拡張機能として提案するX Visual Effect Extensionのアーキテクチャについて説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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