お節介データベースにおける問合せ処理

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関係データベースにおける検索は、SQLの問合せにあたる。問合せ文を作成するSQL言語自体は、他のプログラミング言語に比べて簡単であり使いやすいが、データベースに格納されているデータ(表名、列名、値、データ型など)に関する知識は、事前にすべて覚えていることが前提となる。すなわち、検索対象のデータベースに関する知識をもたないことには、問合せを組み立てることができない。特に、日常的に対象となるデータベースを取り扱っていないユーザのアドホックな問合せの場合、このデータベースに関する知識を必要とすることが障害となる。そこで、データーベース管理システム中にあるシステムカタログに格納されているデータをシステム自体が、積極的にユーザに順次開示することにより、ルーチンユーザでなくても、すぐに問合せ文を生成でき、検索を可能にすることができる「お節介」データベースを提案する。また、今までの検索は一過性であり、検索し終わると問合せ文は消される、もしくは何も活用されないまま放置されていた。このシステムは、ユーザの検索履歴情報(問合せ文)を蓄積し、問合せパターンを解析をすることで、検索する過程をパーソナライズして、ユーザの一人一人に合わせた検索方法を提供する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15

お節介データベースにおける問合せ処理

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