ネットワークを利用したビジネスゲーム

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概要

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現在当学では、授業としてビジネスゲームを取り入れている。一般にビジネスゲームは、学生にコンピュータのなかで形作られた仮想空間で会社の経営を体験させ、経営学を教えることを目的としている。しかし、現在の当学で利用されているビジネスゲームは、実際に経営する上で日常茶飯事に行われる企業間の提携を含まず、実際の経営環境や状況とは異なっている点が多く、経営を疑似体験すると言う目的については、完全には満足できていない。そこで、ネットワーク化による分業体制の確立とシステムとしての柔軟性、実時間化による時間によって推移するデータとシミュレートデータの対応を行う。そしてより現実に近く、会社を構成するメンバそれぞれの意見と責任を持った行動を追及できるビジネスゲームとすることを目的とする。本論では、まず我々の考案するビジネスゲームシステムの概要を述べ、ネットワーク・プロトコル、実時間化によるデータの処理方式について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-03-07

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