自然アルゴリズムによる自然シミュレータ : (1)概観
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概要
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この発表では自然アルゴリズムによる自然シミュレータを提案する.自然(分布系)は,分布している物理量が近傍で相互作用しつつ発展している(自然アルゴリズム).このシミュレータは,自然から導かれた連続モデルを,自然アルゴリズムにそって,離散化し,解法プログラムを生成し,計算機で数値解を得るものである.この方針の利点は,分布系ならばどの問題にも適用できること,仕様書が簡単にかけること,シミュレータが単純な構造だから保守,拡張がしやすいこと,計算機の構造が単純な隣接結合並列形式であること,数値解の品質保証が容易であることである.反面,計算量が多くなる欠点を持つが,近年PAXなどの隣接結合並列計算機のコストパフォーマンスが増大しているので,この欠点は解消されつつある.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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