オブジェクト指向データベースの開発 : システム構成と実現方式

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プラント監視制御等のオンライン・リアルタイム・システムにおいてはその高速応答性を要求される事から、既存のデータベース管理システムを使わず専用のファイル管理システムを用いる事が多かった。これに対してオブジェクト指向データベース(OODB)の出現により以下の機能を実現する事が可能になった。(1)複雑、不規則な構造を持つデータベースの構築(2)データに付随した操作・処理・アルゴリズムのデータベース化(3)データベース言語とプログラミング言語の統一これにより従来は適用の難しかったプラント監視制御などのオンライン・リアルタイム・システムへのデータベースの適応を考慮する事が可能になった。そこで我々は、オンライン・リアルタイムの用途を含めた一般の応用システムに組み込んで使う事を想定し、「言語透過性、高速性、コンパクト」を実現目標とするオブジェクト指向データベース管理システムOdbを開発した。OdbはC++を基本言語とするOODBMSであるがその主な特徴は以下に示すとおりである。(1)言語透過性および高速性(2)集合管理機能を一般化したデータモデル本稿では、このれらの特徴に対応したデータベース管理システムの実現方式について紹介する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-03-07

オブジェクト指向データベースの開発 : システム構成と実現方式

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