名詞の統語的特徴に着目した日本語名詞句の構造解析
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概要
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日本語の名詞句の構造は、助詞「の」「と」を中心とする単純な構造であるにも関わらず、係受け・並列の認定は難しい。名詞の意味分類を用いれば、単語一つ一つの細かい特性に基づいた解析が可能となるが、一意的な分類・明確な基準の設定が困難な上、単語多義による曖昧性を招く。本稿では日本語名詞句の統語的特徴に着目して名詞句の係受けを決定する手法を提案する。なお構文上で解釈が決定不可能な場合にシソーラスを補助として用いることの有効性を論じる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
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