遺伝的アルゴリズムとブラインド・デコンボリューションを用いた画像復元法
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概要
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最適解探索の一手法として, 遺伝的アルゴリズム(GA)がある. 一方, ブラインド・デコンボリューションによる画像復元は, 劣化画像が与えられたときに, これを唯一の情報として画像復元を行うものである. 従来の方法として, Ayers-Dainty法がある. この手法は, 位相回復問題における反復フーリエアルゴリズムを原理としているが, 一様に収束しないという欠点を持つ. 本研究では, この欠点を改良するために, [2]の手法にGAを用いる. 従来のGAを用いた画像復元システムは, 実空間領域において画像復元を行っているが, 本研究では適応度の評価は実空間領域で行い, 遺伝的操作をフーリエ変換領域で行う. これを用いてブラインド・デコンボリューションによる画像復元を行った結果, 良好な復元画像と安定したシステムが得られたので報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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