プリント基板自動配置エキスパートシステム : ESPAR
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概要
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プリント基板設計者は,プリント基板の配置を部品の機能や配線パタンを考慮して行うため,熟練者と非熟練者とでは,配置の品質,設計工数に差が生じてしまう。今後,益々増加する傾向にある,プリント基板設計ニーズをこなすためには,これに見合うプリント基板熟練設計者の育成が,ボトルネックとなることが予想される。しかし,現状の自動配置機能では,設計者の手を煩わせず,満足のいくプリント基板配置を行うことはできない。この理由は,定型的なアルゴリズムで自動配置を実現する従来のアプローチがうまく適応しないからであり,これを解決するためには,設計者の知識・ノウハウを利用したAI的アプローチが必要不可欠と思われる。我々は,この考え方に基づき,プリント基板自動配置・配線エキスパートシステムESPAR(Expert System for Placement and Routing)の開発によりプリント基板配置問題における知識工学的手法の有効性が実証されたので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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阪本 清美
松下電器産業株式会社コーポレートR&D戦略室
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阪本 清美
松下電器産業(株) メディア研究所
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土田 雅之
松下電器産業株式会社情報通信研究センター情報システム研究所
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吉村 宏之
松下電器産業株式会社 情報システム研究所
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大岩 陽子
松下電器産業株式会社 情報システム研究所
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植村 博一
松下電器産業株式会社 情報システム研究所
-
青江 秀雄
松下電器産業株式会社 情報システム研究所
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吉村 宏之
松下電器産業(株)情報システム研究所
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青江 秀雄
松下電器産業(株):情報通信研究センター
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植村 博一
松下電器産業(株)情報システム研究所
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植村 博一
松下電器産業株式会社マルチメディア開発センター
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吉村 宏之
松下電器産業
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