リップアップ再配置手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、プリント基板の高密度化、複雑化により、人手による設計が困難となってきている.そこで、我々はAI的手法を用い、熟練設計者の持つノウハウを知識ベースとして構築し、この知識をもとに自動配置配線を行うシステムESPAR (Exper System of Placement And Routing)を開発している。ESPARにおける自動配置では、様々な知識をもとにして配置すべきエリアを配置最適エリアとして設定し、配置最適エリア内の配置可能エリアに部品配置を行っている。配置する部品の順序は知識によって選択されており、その配置結果は設計者の意図に合ったものとなっている.しかし、場合によっては、配置済み部品が障害となって最適な配置位置に部品が配置できないことがある。そこで、配置済みの部品を一旦ひきはがしてやることにより、配置最適位置に配置できなかった部品を配置した後、ひきはがした部品をもと配置されていた位置のなるべく近くに再配置することにより、自動配置結果の質を向上させる機能を開発した。本稿では、このリップアップ再配置機能について報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
-
吉村 宏之
松下電器産業株式会社 情報システム研究所
-
植村 博一
松下電器産業株式会社 情報システム研究所
-
青江 秀雄
松下電器産業株式会社 情報システム研究所
-
三浦 伸治
松下電器産業(株)マルチメディア開発センター
-
吉村 宏之
松下電器産業(株)情報システム研究所
-
青江 秀雄
松下電器産業(株):情報通信研究センター
-
植村 博一
松下電器産業(株)情報システム研究所
-
植村 博一
松下電器産業株式会社マルチメディア開発センター
-
吉村 宏之
松下電器産業
関連論文
- C言語埋め込み型エキスパートシェル : CeiShell
- プリント基板自動配置エキスパートシステム : ESPAR
- 信号線からの EMI を考慮したプリント回路板の自動部品配置アルゴリズム
- クリティカルネットの長さを制限した部品自動配置によるプリント回路基板からのEMI低減方法
- 実世界における多戦略学習・創発計算プロジェクト(総合報告)
- 強化学習とGAによる高密度プリント基板上の部品配置
- 配置設計事例からの配置制約の学習
- 回路分割を利用した自動配置
- ESPARにおける自動配線への知識利用
- リップアップ再配置手法
- ESPARにおける自動配線