プロセスの入出力動作に着目したソフトウェア機能設計法
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概要
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ソフトウェアシステムの機能設計の目的は,このシステムの入出力動作を明確化し,機能仕様としてまとめることである.このために,対象システムと外部環境との間の一回の入出力(イベント)でやりとりされるデータの種別,イベント発生の時間的な順序関係,入力から出力へのデータ変換を明確にし,仕様化する必要がある.仕様化の際,各イベント同士の発生順序が非決定的であったり,出力データ作成のために過去に入力されたデータを参照する必要がある場合には,時間的な順序関係やデータ変換を直接規定することは,困難である.本稿では,これらを「業務の不一致」,「実時間の不一致」,「情報の不一致」ととらえ,機能仕様化におけるこれらの解消方法を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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田口 浩一
(株)日立製作所システム開発研究所
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馬嶋 宏
(株)日立製作所ソフトウェア開発本部
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西尾 高典
(株)日立製作所システム開発研究所
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西尾 高典
日立製作所
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馬嶋 宏
(株)日立製作所ソフトウエア開発本部
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馬嶋 宏
(株)日立製作所
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