顔構造モデルに基づく顔画像の検出
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概要
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顔が個性や感情を豊かに表現することを利用して、監視・保安システムやマン・マシンシステムを知的に高度化するために、計算機で顔画像を処理する研究が盛んに行われている。その際、目や口からの特徴抽出が重要な処理となる。そのため、個々の特徴位置で目的に最適な特徴抽出を行うことが望ましいが、一般に入力画像中でこれらの位置を予め知ることは困難である。そこで我々は、目や口を個別に見つけるのではなく、それらのおおまかな特徴に注目して抽出した各候補から、空間的な相対位置・姿勢が顔構造のモデルと一致するものを目や口として検出するシステムを構築中である。本稿では、本システムで用いている顔構造のモデルと、顔画像から目、眉、及び口に対応する領域を検出する実験について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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太田 直哉
群馬大学大学院工学研究科情報工学専攻
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川上 肇
日本電気(株)c&c情報研究所
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太田 直哉
日本電気(株)c&c情報研究所
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太田 直哉
Nec情報メディア研究所
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宮武 行夫
日本電気(株)
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