V60リアルタイムOSにおけるタスク : 多重仮想空間の導入
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概要
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従来、リアルタイムOSは高速性を重視するあまり、安全性から見た場合問題があった。すなわち、システムと複数のユーザタスクが同一の論理空間上に置かれているため、障害のあるユーザタスクは容易にシステム及び他のユーザタスクを破壊することが可能であった。このため、V60リアルタイムOSでは安全なタスク走行環境を実現するため、メモリ管理方式として多重仮想空間方式を採用している。本稿は現在、開発の進められているV60用リアルタイムOSに関して、その概要とタスクの管理方法、多重仮想空間の実現方法について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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古城 隆
日本電気(株)C&C共通ソフトウェア開発本部基本システム開発部
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南沢 英雄
日本電気(株)マイクロコンピュータ・ソフトウェア開発本部
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古城 隆
日本電気(株)c&c共通ソフトウェア開(本)基本システム開発部
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永作 浩之
日本電気(株) マイクロコンピュータ・ソフトウェア開発本部
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田中 英信
日本電気(株) マイクロコンピュータ・ソフトウェア開発本部
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