臨場感図書館 : コンセプトとシステム概要
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概要
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各種マルチメディア情報の出力のために、ウインドウ表示を含め様々なユーザインタフェース(UI)が開発利用されている。しかし、その多くは文字表示や平面的な画面表示であり、大量かつ複雑な階層構造をもつ情報を扱う場合には、一覧性に欠ける、直感的に情報の全体像を把捉しにくい、といった問題が生じている。入力についても、現状ではキーボードやマウスを用いたコマンド入力が主流であり、使いこなすためにはある程度の慣れや熟練を要する。通信・放送機構奈良リサーチセンターではB-ISDNの利用を前提とした映像データベースの遠隔検索およびその表示に関する研究を行っており、その個別テーマの一つが「臨場感図書館」である。臨場感図書館は高精細仮想空間表現を取り入れたUIの開発を通して、コンピュータに不慣れな利用者も理解しやすく興味を引くような操作環境の実現を目指している。本稿ではこれら研究のコンセプトとシステムの概要について述べる。なお、臨場感図書館の研究開発にはNEC関西C&C研究所が参加している。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
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