ATMネットワークにおけるRSVPの実装について : ATM層とインターネット層における資源予約の関係

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インターネットは重要な通信インフラとなりつつあり、従来の電子メール、ファイル転送といったサービスに加え、リアルタイム動画、音声の転送メディアとして使われることもある。このようなマルチサービスを提供するためには、従来のbest-effort型のサービスクラスだけでなくマルチサービスクラスを提供し、それぞれのサービスクラスに通信品質(QoS:Quality of Service)を保証する必要がある。マルチクラスのサービスを提供する通信技術としてATMは注目をあびているが、インターネット環境ではATMだけでなく複数の異なった通信技術をもつネットワークが混在しているのが通常である。このような一般のインターネットにおいて通信資源を予約して然るべきQoS保証できる仕組みが必要である。この問題を解決するものとして現在注目されているのがIETFにおいて標準化が進められているRSVP(Resource ReSerVation Protocol)である。RSVPは受信ホストからの品質要求をホップバイホップに配送する機能をもつ。また、各ノードにおける予約の設定、予約のマージ、予約削除の自動化などの優れた性質をもっており、インターネット資源の予約管理に非常に有用である。本稿ではATMを含んだインターネット上でのRSVPの利用とそれぞれの資源確保のモデル化について述べる。また、そのモデルの違いを埋めるための工夫について提案を行なう。
一般社団法人情報処理学会の論文
1996-03-06

ATMネットワークにおけるRSVPの実装について : ATM層とインターネット層における資源予約の関係

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