1変数材積式の冪指数の推定法(II) : 2点推定法についての実験例
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概要
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材積式V=αD^bは, 両辺の対数をとると線形式として示されるから, 数学的には胸高直径(D)の2点に対する材積(V)を与えることによって定まることになる。わずかな標本木によって冪指数bを推定する場合, 胸高直径の分布のうえで定められた2つの直径階D_L, D_Sから, 中央木を選ぶ方法が考えられる。この報文は, この推定法に関連したいくつかの実際的な問題を実験的に考察したものである。D_L, D_Sから中央木を選んだ場合, その推定値のもつ分散は, ランダムに標本木を抽出した場合に比して明らかに小さな値を示す。実験的に得られた分散にもとづいて, この方法の推定効率を求めると, 前報(I)で示した理論的効率とかなりよく一致している。D_L, D_Sを定める便法についても, いくつかの場合をとりあげ考察した。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1976-05-25
著者
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