林分の立木密度と平均直径との関係についてのREINEKE'Sの式について

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REINEKE(1933)によって提出されたじゅうぶんな密度をもった林分の平均直径と立木密度との関係式を, もっと一般的なカタチとして, いくらか理論的なウラヅケのあるほかの式からみちびいて, 式のなりたつ基礎をいくらかあきらかにした。くらべることのできる性質をそなえたいくつかの林分の平均の胸高断面積をもった木の直径と葉の量とのあいだの量的な関係をしめす式と, そのような木の葉の量と単位面積あたりの立木の数との量的な関係をしめす式とから, 林分の平均の胸高断面積をもった木の直径と単位面積あたりの立木の数との関係をしめす式をみちびいた。また, 上にあげた直径と葉の量との関係式と, 林分のもちうる最大の葉の量があるハバにおちつく傾向とから, おなじ式をみちびいた。第2の方法は第1の方法のとくべつなばあいである。アカマツのウエツケ本数試験地, ストローブマツの間伐試験地, ヨーロッパトーヒの大きな造林地のなかの地位のことなった部分, それぞれのデータについて, 直径と立木本数の関係を, 直接にもとめたものと, この関係をつかって間接にもとめたものについて, 定数をくらべてみたところ, 第1の方法はきわめてよくあったが, 第2の方法では, ストローブマツのばあいのほかは, かなりくいちがっていた。関係式の理論的な基礎, 直接にもとめたばあいとのクイチガイの原因, およびREINEKEのもとめた樹種に関係がなくおなじだという定数についてかんがえてみた。
日本森林学会の論文
1962-12-25

林分の立木密度と平均直径との関係についてのREINEKE'Sの式について

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