ハンカチノキ(Davidia involucrata)のマイクロプロパゲーション
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概要
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ハンカチノキ(Davidia involucrata BAILL.)の幼齢木から採った節付き茎軸および頂芽を外植体とし, BAP(N^6-ベンジルアミノプリン)3.16μMとNAA(α-ナフチル酢酸)0.316μMを加えたBroad-leaved woody plant medium(BW培地)上で開芽とシュートの伸長を見た。伸長したシュートは, BAP5.62μMとNAA0.316μMを添加したBW培地で約2ヵ月ごとに継代培養したところ, 徐々にシュート塊の数を増し, 継代7代目の培養から発根培養に供しうるシュートが得られた。継代培養の都度, 採取したシュートは活性炭, IBA(β-インドール酪酸)およびNAAを加えた1/2 BW培地にさしつけ, 高率の発根率で幼植物体が得られた。培養室での予備順化の後, ビニールポットに鉢上げ順化することができた。
- 日本森林学会の論文
- 1996-08-16
著者
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