キャッシュ・オンリ・メモリ・アーキテクチャ向きディレクトリ機構の提案
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概要
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キャッシュ・オンリ・メモリ・アーキテクチャ(以下COMA)は分散共有メモリ・システムの一種で,各ノードのローカル・メモリを一種のレベル3キャッシュとして用いることで,大きな共有メモリ領域を提供しようとするものである.しかし一般に階層ディレクトリ機構を用いるためメモリ遅延が長くなるという欠点を持つ.さらにメモリ空間をキャッシュとして使いきってしまった場合,新たなメモリ空間を得るためにOSのサポートが必要となる.本論文では,COMAのメモリ・アクセス遅延を減少させるための非階層ディレクトリ機構と,OSのサポートを不要とするためのデータ割付プロトコルの2つを提案する.
- 1993-10-21
著者
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清水 茂則
日本アイ・ビー・エム(株)
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村田 浩樹
日本アイ・ビー・エム(株) 東京基礎研究所
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福田 宗弘
Department of Information and Computer Science University of California, Irvine
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村田 浩樹
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所
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清水 茂則
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所
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