高速並列処理ワークステーション(TOP-1) : 並列処理同期化機構
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
マルチプロセッサにおいて効率のよい並列処理を行うためには,プロセッサ間の同期をとる機構がたいへん重要である。プロセッサが最も高速にアクセスできる媒体は,通常,メモリであり,このメモリを使ってプロセッサ間の同期が行えると都合がよい。TOP-1では,共有メモリ上の共有変数を使って,プロセッサ間の同期をとることを基本にしている。ただし,共有変数だけでは,非同期に発生するイベントをプロセッサ間で効率よく伝達するとはむずかしい。このため,メッセージ・パシングを行うハードウェアも設けた。本稿では,これらの同期化機構について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
-
清水 茂則
日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所
-
小原 盛幹
日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所
-
清水 茂則
日本アイ・ビー・エム(株)
-
小原 盛幹
日本アイ・ビー・エム株式会社 サイエンス・インスティチュート
関連論文
- TLB統一型キャッシュのためのタイムスタンプ無効化方式とその性能評価
- Simultaneous Multi Thread (SMT) 技術を用いるCPU上で動作する計算資源予約システム
- パーソナルコンピュータ向けキャッシュシステムに関する一考察
- 高速並列処理ワークステーションTOP-1 : 統計情報収集回路を用いた性能評価
- 高速並列処理ワークステーション(TOP-1) : 無効化型と更新型のスヌープキャシュプロトコルの共存を許すための機構
- 高速並列処理ワークステーション(TOP-1) : 並列処理同期化機構
- 高速並列処理ワークステーション(TOP-1) : スヌープ・キャッシュ
- 高速並列処理ワークステーション(TOP-1) : バス・システム
- 高速並列処理ワークステーション(TOP-1) : アーキテクチャ
- マルチ・ビューポート表示制御の一手法
- 大型汎用計算機は生き残れるか? ( 情報処理最前線)
- デュアル・バス型マルチプロセッサ・システム
- キャッシュ・オンリ・メモリ・アーキテクチャ向きディレクトリ機構の提案