中粒度並列化手法の評価
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概要
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APCプロジェクトでは、マルチグレイン並列化コンパイラの研究開発を行っている。抽出する並列性としては、関数や基本ブロック間の粗粒度並列性と、中粒度レベルの並列性(ループレベルの並列性)とがある。中粒度レベルの並列性抽出の1方式として、スタンフォード大で提唱されているaffine partitioningという手法をベースとして、いくつかの改良を加えた手法を開発している。今回、SPEC2000のappluベンチマークプログラムに本方式を適用したところ、DOALL並列性とパイプライン並列性の双方を抽出することができるため、従来に比べて約2.5倍の性能が得られた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-02-01
著者
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