イネより分離したいもち病菌相互の交配による培地上での完全世代の形成
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概要
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シコクビエいもち病菌の2つの交配型Aおよびaに属する, それぞれ2株の標準菌株とイネいもち病菌をオートミール培地上で対ぢ培養により交配し, 後者の交配型を決定した。イネ菌は世界20か国, すなわち, アフリカのセネガル, ギニア, マリ, コートジボアール, オートボルタ, カメルーン, エジプト, ウガンダ, マダガスカル, 西ヨーロッパのイタリア, アジアのインド, タイ, マレーシア, インドネシア, フィリピン, 中国, 日本, 南アメリカのコロンビア, スリナム, ブラジルから集めた718菌株である。172株はA型, 18株はa型で, 残り528株は子のう殻を形成せず, 交配型不詳であった。Aおよびa型に属するイネ菌を相互に交配した結果, 一部の組合せで子のう殻, 子のう, 子のう胞子が形成された。これらの形態, 大きさは Magnaporthe grisea (Hebert) Barr に類似した。
- 日本植物病理学会の論文
- 1982-12-25
著者
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