オキシカルボキシン耐性キク白さび病菌の発生
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概要
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昭和48年11月頃より奈良県および三重県のポットマム栽培の温室で, オキシカルボキシン剤の白さび病防除効果に顕著な減退傾向がみられたので調査した結果, 本剤の防除効果が劣った温室内には耐性菌が発生していることが確認された。白さび病菌の薬剤耐性の検定は冬胞子発芽抑制効果, 小生子形成阻止効果および小生子発芽抑制効果について室内試験によって行なったが, これらの結果はポット試験によって得られた防除効果と傾向が一致した。オキシカルボキシン耐性菌はカルボキシン剤に交差耐性を示したが, マンネブ, アンバム, キャプタン, トリフォリンおよび水和いおう剤には感受性菌と同程度の感受性であった。
- 1977-04-25
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