イネ各種菌核病の発生生態学的研究 : 第1報 各種菌核病菌の水田における時期別消長
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概要
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Several sclerotial fungi cause a group of sclerotial diseases in rice,commonly called"pseudo-sheath blight". The seasonal changes in populations and distributions of pseudo-sheath blight in paddy fields were surveyed by a trap method using mature buckwheat stem pieces as bait material, Several sclerotial fungi were isolated both from the early planted and the normally planted paddy fields. Sclerotium oryzae-sativae,S.fumigatum and S.hydrophilum were detected regularly from the transplanting season in early May to harvest season in early September.0n the other hand, isolation frequencies of R.oryzae and R.solani AG 2-2 increased at the later stage of rice growth season.The frequencies of S.hydrophilum and R.solani AG 2-2 increased under flooding and well-drained conditions, respectively. Furthermore, when the field was well-drained, each sclerotial fungus was detected from constant locations in the paddy field.These results suggest that several sclerotial fungi causing the pseudo-sheath blight disease are constantly present in paddy field throughout the whole rice cultivation season.
- 日本植物病理学会の論文
- 1993-12-25
著者
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