組込み機器向けJava2Cトランスレータにおける2返戻値法を使った例外処理の実現
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概要
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メモリ資源などの制約が厳しい組込み機器向けコンパイラの開発にあたっては, コードサイズの削減が重要な課題になる.本論文では, 組込み機器向けJava2Cトランスレータの開発にあたり, コードサイズを削減するために, 例外処理の実現方法に配慮する必要があることを指摘する.そして, 2返戻値法で例外処理を実現するJava2Cトランスレータ向けのコードサイズの削減法として, 冗長な例外発生検査の除去や下方移動による例外発生検査の集約, 例外オブジェクトの生成をcatchまで遅延する技法を提案する.SPECjvm98による評価の結果, 本論文で提案する技法により, SH4プラットホームにおけるコードサイズを相加平均で5.21%削減できることが分かった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-01-15
著者
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