Javaにおける静的コンパイル済みコードのリンク方法
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概要
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Javaアプリケーションを高速実行する手段の1つに, 静的コンパイラがある.従来のJava向け静的コンパイラは, 動的ロードへの対応が不十分なため, コンパイル作業が煩雑になり, たとえば更新されうるクラスを手動で指示する必要があった.しかし, バイトコード形式で配布されたJavaアプリケーションを利用するユーザにとって, どのクラスが更新されうるか指示することは困難である.この間題の解決を目的として, Java実行環境JeanPaulを開発している.JeanPaulでは, 静的コンパイル済みコードをリンクする方法の工夫により, ユーザが更新されうるクラスを指示しなくても, Javaアプリケーションを静的コンパイルし, なおかつ正常に実行できる.本論文では, JeanPaulにおけるリンク方式について詳述する.また, JeanPaulのリンク方式がJavaアプリケーションの性能に与える影響について考察する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-02-15
著者
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