Java向け静的コンパイラによるクラス間最適化
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概要
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オブジェクト指向プログラミング言語Javaは, プログラムにリンクするクラスをプログラムの実行時に決定する.このため, Javaのプログラムを静的に(プログラムの実行を開始する前に)コンパイルする場合, クラス間最適化を施すことが単純には不可能になる.本論文では, 静的コンパイラでJavaのプログラムにクラス間最適化を施す方法として, 静的コンパイラでプログラムが実行時にリンクするクラスを予測してクラス間最適化を施したコードを作成しておき, プログラムが実行時に, 予測したクラスを実際にリンクしたとき, プログラムに静的コンパイラが作成しておいたコードを実行させる方法を示す.実験の結果, 本論文で示す静的コンパイラによってクラス間最適化を実行することにより, プログラムの実行を最大で98%高速化できることがわかった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-08-15
著者
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