エージェント指向点字図書館情報システム
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概要
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点字図書館では, 保管している蔵書は通常の図書館に比べて非常に少ない.なぜなら, このような図書館の蔵書は, 点字図書や録音図書などの特殊な図書のためである.そのため, 点字図書館同士で蔵書を相互に貸し出している.そのような場合, 電話やFAXなどにより, 図書館同士で蔵書保有有無の問い合わせがなされている.本研究は, エージェントの協調性をネットワークシステムに導入して, ネットワーク上の共有リソースを効率的に利用することを目的としている.このシステムを全視情協・情報ネットワークで運用する情報提供システムとして, 利用することを提案する.このシステムでは, ユーザーが求める情報はネットワーク上に複数存在する可能性がある.これらの情報はエージェントにより管理されている.そしてユーザーの要求に対し, 情報を持つエージェントはそれぞれ, 自己の負荷や, ネットワークの混雑具合等のパラメータを返す.このパラメータを使って入札を行い情報提供エージェントを決定する.この仕組みを用いることによって, ユーザは蔵書データの共有リソースの場所を意識することなく最も適切なサーバよりデータを得られるため, すばやい応答が可能となる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-08-15
著者
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