知識ベース利用のSDL支援システム
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概要
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電子交換機に要求される交換サービスの多様化に伴い,そのソフトウェアの規模は大型化の一途をたどりつつあるこの傾向は,ソフトウェア開発費・保守費の増加を招き,その対応策として,飛躍的な生産性の向上のみならず,信頼性・保守性をも向上させることが重要な課題となってきている.本稿は,このような背景から,交換ソフトウェア仕様からのプログラム自動生成という課題に取り組んだものであるこの自助プログラミングは,従来より国内・海外共に幅広く研究・開発されているが,いまだ小規模プログラムを生成する程度,もしくは入力する仕様と生成されるプログラムの記述レベルが,ほぼ1対1対応の生成機能のものが多い本稿では,仕様とプログラム間のセマンティックギャップを克服するため,自動生成過程の抽象化レベルを2段階に分け,ここに知識処理技法を導入することによって,通信ソフトウェアという限られた分野ではあるが,自動プログラミング実用化の可能性が明らかにできたことを示す.試作システムの開発には,仕様記述言語としてCCITT (国際電信電話諮問委員会)勧告のSDLを採用し,交換ソフトウェアの呼処理部分を生成対象としている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-05-15
著者
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藤本 洋
富士通
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加藤 英樹
富士通研
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藤本 洋
富士通(株)
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鈴木 忠道
富士通(株)通信事業推進本部ソフトウェア開発部ソフトウェア技術部
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加藤 英樹
(株)富士通研究所人工知能研究部
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鈴木 忠道
富士通(株)
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鈴木 忠道
富士通
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