ホーン節変換 : 演繹データベースにおける部分評価の応用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
演繹データベースにおいて再帰型の問合せの処理方式がいくつか提案されているが,多くの方法ではその処理性能が問合せ中の述語数に依存する.したがって,問合せから一部の述語を除去し簡略化してから処理を行うことにより効率化を図ることができる.本論文では,このような簡略化を行うホーン節変換を,論理型プログラムの部分評価の概念に基づき提案する.部分評価は,論理型プログラムの実行時に一部の述語の評価を保留するアルゴリズムであり,プログラムの部分計算法の一種である.部分評価の結果は,再びホーン節で表現される.部分評価で保留する述語の与えかたを変化させることにより各種のホーン節変換を定義できる.また,これらのホーン節変換は"not"述語を含む問合せの簡略化にも適用できる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-01-15
著者
-
伊藤 英則
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
-
伊藤 英則
財)新世代コンピュータ技術開発機構研究所
-
羽生田 博美
沖電気工業(株)マルチメディア研究所
-
宮崎 収兄
沖電気工業(株)研究開発本部総合システム研究所
-
羽生田 博美
沖電気工業(株)研究開発本部総台システム研究所
-
宮崎 収兄
沖電気工業 総合システム研
関連論文
- 統計的シソーラスを用いた分散型ネットワークニュース検索システム
- 単語表記情報に基づく情報検索向き単語関係の抽出
- 関係データベース処理エンジンのソータの試作と評価
- 知識ベースシステムのための知識コンパイルについての考察
- 大規模知識ベースマシン実験機の開発(4) : 単一化エンジンの評価
- 演繹データベースにおける制約付最小不動点
- 可変長レコード用関係データベース処理エンジンの試作とソート処理性能の評価
- ホーン節変換 : 演繹データベースにおける部分評価の応用
- 並列論理型核言語に基づく知識べースマシン (「AIマシン」)
- マルチポートページメモリを用いた知識ベースマシンの並列制御方式と処理性能
- 知識ベースにおける部分評価
- スーパーインポーズドコードを用いた構造体の検索方式
- 大規模知識ベースマシン実験機の開発(3) : 単一化エンジンの構成方式について
- 大規模知識ベースマシン実験機の開発(1) : 開発の背景と方針
- 特集「画像データベース」の編集にあたって
- ロジックプログラミングパラダイムにおける知識ベースシステム (「第五世代コンピュータ」)
- 知識ベースマシンMu-X(5) : 知識ベース演算エンジン
- 知識ベースマシンMu-X(1) : 並列制御方式
- 大規模知識ベースマシン実験機の開発(2) : ハードウェアシミュレータ
- 知識ベ-スシステム (知的情報処理) -- (知的情報処理技術)
- 3. オブジェクト指向データベースの技術的諸問題 3.2 オブジェクト指向データベース・プログラミング言語 (オブジェクト指向データベースシステム)
- 特集「学術情報データベースの構成と利用」の編集にあたって
- 分散知識ベ-ス管理システムPHI (AIとCAD小特集)
- 4. 演繹データベースの問合せ処理 (演繹データベース)
- 特集「オブジェクト指向データベースシステム」の編集にあたって