デフォルト推論における準拡張世界とその性質
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概要
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現在,知識情報処理システムで最もよく用いられている論理は述語論理に代表される単凋論理である.しかしながら,知識情報処理システムに「常識による推論」や「不完全な知識からの推論」などの,より高度な能力を与えようとすると,この単調性の制約を受けない新しい論理すなわち非単調論理が必要となる.非単調論理の定式化の一つとして,Reiterが定式化したデフォルト推論がある.Reiter は,このデフォルト推論により推論される世界を"拡張世界"と定義し,この世界の持つ種々の性質を議論している.この拡張世界はデフォルト推論の性質を知る上で最も重要な概念であり,これを介してデフォルト論理と従来の一階述語論理との関係が議論される.しかしながら,この拡張世界は与えられた任意のデフォルト理論に対して常に存在するとは限らない.本論文では,Reiterの拡張世界に関する定義を極自然に一般化することにより,Reiterの拡張世界を含む新しい世界(準拡張世界と呼ぶ)を定義する.そして,この準拡張世界が任意のデフォルト理論に対して必ず存在することを示すとともに,準拡彊世界と Reiter の拡張世界との関係を明らかにしその有用性を示す.拡張世界は与えられたデフォルト理治れた準拡張世界を要る.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1987-12-15
著者
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