モデル理論に基づくデフォルト論理の基礎的考察
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概要
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機械による推論システムにおいて,現在最も広く利用されているのは,述語論理による演繹推論であろう.しかしこの演繹推輪においては推論に必要なすべての知識をシステムに与えなければならず,膨大な知識が不可欠となる.そこで人間が行っているような常識による推論や不十分な知識からも推論可能なシステムが要求される.Reiterは不十分な知識からも推論を可能とするデフォルト論理を提案したが,矛盾のない推論結果を導出する具体的手法は示されておらず,そのような推論結果の"世界"を定式化しているのみである.本論文では,モデル理論的手法によりデフォルト論理の基礎的考察を行う.すなわち,このような世界のモデル集合を求めるアルゴリズムを提案し,このアルゴリズムの完全性および健全性(アルゴリズムにより求めたモデル集合がデフォルト論理による推論結果と同値となること)を証明する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1987-02-15
著者
-
相原 恒博
愛媛大学工学部
-
馬場口 登
愛媛大学工学部電子工学科
-
四反田 秀樹
松下電器
-
村上 研二
愛媛大学工学部
-
四反田 秀樹
松下電器産業株式会社
-
四反田 秀樹
松下電器産業
-
相原 恒博
広島工大 工
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