PrologシステムのためのBinary Tree Memory
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概要
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本論文では,二進木データを効率よくメモリに格納し処理するためのBinary Tree Memory(BTM)を提案する.これは,二進木データの構造をポインタを用いずに表現して二進木データの要求するメモリ量や二進木データヘのアクセス量を削減することにより,二進木データ処理の効率を向上させようとするものである.ポインタを用いずに構造を表現するために,注目するノードのアドレスを計算するBTM関数を使用する.次に,本論文では,BTMをProlog処理系に用いた際の効果について評価を行う.BTMをPrologのプログラムを蓄えるプログラム領域に適用すると,DEC-1O Prologと比較して,メモリ要求量を20〜48%削減することができ,プログラム領域へのアクセス量を17〜36%減少させることができる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-07-15
著者
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