日英機械翻訳における内部表現の部分的トランスファと英文の生成
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文は, 訳語変換に伴う内部表現の意訳的トランスファにより日英機械翻訳を行う一つの手法を与えている. まず, 日本語動詞の後置詞パターンを設定し, この上に動詞の意味カテゴリごとに構築した格構造パターンを用いて組織的にパージングを行い, 語句の構文的・意味的多義の解消を図りながら日本文の内部表現を構成する. 続いて, 語句の格構造や意味カテゴリが対応するように英語の語句を選び, 日本文の内部表現を英文の内部表現に変換する. ここで, 日英両言語で語の意味カテゴリやその役割が語ごとに対応する語句表現が存在しない場合には, 対応しない部分を中心として部分的な格構造の変換を行い, 近似的に等価な英語の内部表現に変化する. このようにして得られた英文の内部表現において, ガバナに対するディペンダントの表層表現とその格ラベルの表層標識を, 格構造パターンに対応づけたA.S. Hornbyの動詞パターンなどを用いて文法的に正しい形に整備し, その後英文に展開する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1985-09-15
著者
-
藤田 米春
大阪府立大学工学部電気工学科
-
高松 忍
大阪府立大学 工学部
-
西田 富士夫
大阪府立大学工学部電気工学科
-
谷 忠明
大阪府立大学工学部電気工学教室
-
高松 忍
大阪産業大学工学部
-
谷 忠明
大阪府立大学
-
西田 富士夫
大阪府立大学工学部電気工学教室
関連論文
- フルフレーム・カラー画像を用いた視聴覚融合音声認識
- カラー情報を用いた顔全体画像からの唇輪郭の抽出 : 視聴覚融合による音声認識
- カオスニューラルネットのダイナミクスと最小値探索
- 視聴覚融合による音声認識に適した口形特徴量の検討
- 自由発話音声中の無音区間に着目した冗長語除去手法
- ライブラリモジュールのリンクの手法による仕様の詳細化と誤りの検出
- ソフトウェア生産の機械化に関する動向
- ライブラリモジュールを用いたプログラム生成における知識の利用について
- 日英機械翻訳における内部表現の部分的トランスファと英文の生成
- ライブラリモジュールを用いたプログラムの半自動的詳細化
- 抽象化された変換規則関係表による問題解決法
- 改良形即時処理ガ-ベッジコレクション
- 係り受け関係に基づく文献の検索
- 階層的定義系によるプログラミング
- カオスニューラルネットの最小値探索原理についての考察
- プロセス代数と様相論理を融合した並行システムの仕様記述
- 解釈の曖昧性を考慮した図と説明テキストの統合理解
- 白領域の有効面積に基づく文書画像領域分割
- 印刷文書のハイパーテキスト化システム
- 背景領域の細線化に基づく文書画像の領域分割
- 解釈の曖昧性を考慮した図とテキストの統合理解
- 文書画像構造解析のためのインクリメンタルな知識獲得
- ハードウェア設計仕様における自然言語記述の一階論理に基づく状況的・動的解釈
- 連続する線画を対象とした関節を持つ物体の構造理解
- 適用性を高めた印刷文書の論理構造化の一手法
- 構文・意味解析を用いた文字認識後処理法
- 一階論理の形式化によるオブジェクト指向モデルの記述言語と推論系
- 有限状態システムに関する説明テキストの一階論理に基づく文脈理解
- プロパティ理論と情報の論理に基づくエージェント・モデルの一階論理による形式化
- 論理的意味論に基づく説明テキストの文脈理解
- 知識を用いた説明テキストの理解と情報抽出
- 技術抄録文からの関係情報の自動抽出
- ジャクソン法によるプログラム生成の半自動化
- ジャクソン法によるプログラム設計の自動化
- 日英翻訳システムにおけるポストエディット情報のフィードバック
- 技術文書の理解と要約情報の抽出
- 要求仕様における日本語表現と形式表現間の相互変換
- プロログによるプログラム : 自動生成システム
- PROLOGとREDUCEの統合による問題解決システム
- 電子回路テキストの理解と情報抽出
- 機械翻訳システム--その改良について (計算言語)
- 論理回路テキストの検証による理解
- モジュールのリンクによるジャクソン法の仕様の詳細化
- 見出し情報を用いたテキスト解析と情報抽出
- 機械翻訳における中間表現の変換と文の合成手法 (機械翻訳)
- 動詞パタ-ンと格構造に基づく英日機械翻訳
- 制限された日本文の論理式への変換と情報の抽出
- 階層構造をもつ事項検索系の検索法とその評価