知識指向型オセロゲームプログラムOTL. PLG
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概要
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知識指向型のオセロゲームプログラムOTL. PLGを作成した. 通常のα-β法を代表とする探索型の接近法に代え, 多様な知識を主力とし必要に応じて探索を行う接近法による. 人の柔軟な思考過程に類似した動作を行わせることで, より本質的な知能の研究を行うことを目的とする. 基本的な概念として「変化に関する知識」を導入し, これを用いて候補手による局面の変化を見積もることで候補手の評価を行う手法を開発した. また探索の制御を行うために必要な知識を用意した. これらの知識はPrologによって具体的に記述され利用される. 結果的に無駄の少ない大変効率的な手の評価が可能になり, 非常に少ない探索ですむにもかかわらず, 上級者に匹敵する力をもつことが確認された. また計算内容の解析を行い, プレイの特徴を観察し, ミニマクス法との比較を行った. これらの結果から, 本手法に基づく知識指向型の接近法の利点を明らかにした.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1984-07-15
著者
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- 知識指向型オセロゲームプログラムOTL. PLG