幾何拘束を用いたエッジ画像からの一般円筒の抽出
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概要
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本論文では,背景や照明の影響による多数のエッジをも含む画像から,1つの物体を構成するエッジの組を抽出するエッジグルーピングの問題を汎用的な形状モデルである一般円筒(Straight Homogeneous Generalized Cylinder:SHGC)を用いて解決する一連のアルゴリズムを提案する.これは,1つのSHGCを構成するエッジの組を,SHGCの定義から導かれるエッジ間の幾何拘束を用いてグループ化するものである.まず,一般円筒の両端面(end)となるエッジに側線(limb)や経線(meridian)よりも強い幾何拘束があることに着目し,端面エッジ上のエッジ素対に関する拘束を規定するパラメータ空間への射影を用いて,1つの一般円筒物体の両端となり得るエッジの組を抽出する.次いで,抽出された端面エッジを連結するエッジ経路の組を経線エッジに対する幾何拘束を用いて刈り込み,1つの物体に対する端面エッジと経線エッジの両者が得られる.提案されたアルゴリズムは,大きな計算量を要求するが,断面・経線エッジ全体が観察される場合,断面形状,掃引関教,断面と軸のなす角度を制限せず,任意のSHGCに対して適用可能である.いくつかの形状の物体に対する複数の実画像からの抽出結果を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-15
著者
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