C-MAP : Context-awareな展示ガイドシステムの試作(<特集>分散協調支援とその応用)
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概要
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本稿では, 我々が現在進めている展示ガイドしステムの研究プロジェクトC-MAP(Context-aware Mobile Assistant Project)の概要と現状を報告する.C-MAPの目標は, 博物館や研究所公開などの展示会場を想定し, 携帯情報端末を携えた見学者へ, 彼らのおかれた時空間的な状況や個人的な興味に応じて, 展示に関する情報を提供する環境を構築することである.我々は最初のテストベッドとして我々の所属する研究所の研究発表会を選び, 展示ガイドしステムを試作した.携帯ガイド上には, 展示会場の地理的案内と展示間の意味的な関連を可視化した意味的案内が提供され, これらはユーザ野路空間的/心的な文脈に応じて個人化される.また, ガイドしステム上にはlife-likeな外見を持つガイドエージェントが表示され, システムとユーザ間のインタラクションを取り持つ.本稿では, 展示に関する興味を共有する見学者-展示者間のコミュニケーションを促進するためのサービスについても述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-10-15
著者
-
小林 薫
ATR知能映像通信研究所
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間瀬 健二
株式会社ATR知能映像通信研究所
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江谷 為之
株式会社ATR知能映像通信研究所
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角 康之
株式会社ATR知能映像通信研究所
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フェルス シドニー
株式会社ATR知能映像通信研究所
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シモネ ニコラ
株式会社ATR知能映像通信研究所
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小林 薫
株式会社ATR知能映像通信研究所
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フェルス シドニー
(株)エイ・テイ・アール知能映像通信研究所
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江谷 為之
エイ・ティ・アール知能映像通信研究所:(現)富士通関西通信システム株式会社
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シモネ ニコラ
(株)エイ・テイ・アール知能映像通信研究所
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